佐賀育英会 沿革
公益財団法人 佐賀育英会沿革
◆佐賀育英会は、大正7年、鍋島直大(佐賀藩11代当主)
を総裁,大隈重信(外相、首相、早大創立者)を副総裁として
発足。その後、大正10年に財団法人として認可されてから数え
て、本年(令和2年)には99年の歴史を有する財団法人です。
本会は、設立当初の大正7年に奨学金給付事業を、また大正10
年には顕彰事業を実施、さらに大正13年からは東京に松濤学舎
(学生寮)を運営するなど逐次事業を拡大し、優良な学生の育英奨
学や佐賀県教育の振興に寄与してきました。
≪2021年には、創立100周年を迎えました≫
◆しかし、昭和20年5月の戦火により渋谷区宇田川町の松濤学
舎は消失。その後、昭和29年に渋谷区松濤町に新学舎を再建
し、昭和46年小金井市に移転・新築をするが、平成2年同地
に新しく松濤学舎を建て替えて現在に至る。
現学舎の規模(3階建て延べ1,595㎡ / 48室)
◆この間、昭和22年から順次奨学金給付事業の停止の他、昭和
46年には顕彰事業の中止など、主として財政上の理由により
育英事業規模を縮小し、松濤学舎の運営に専念せざるをえない
状況に至る。
◆平成4年、佐賀育英会は財団法人として70周年を迎え、財政
基盤の安定化もあり、早急に育英会創立綱領の趣旨に基づく事業
の展開を図るべく70周年記念事業として、まず、平成5年に顕
彰事業を復活、さらに平成6年より奨学金給付事業を再開する。
《顕彰事業》
◎教職員教育指導部門(毎年2名程度 平成30年度~休止中)
小・中・高教職員の優れた業績を顕彰する
◎英語教育部門(毎年2名)
スピーチコンテストでの表彰
◎職業教育部門(毎年40名程度)
自己研鑽に努めた生徒の優秀な成績を顕彰する。
《奨学金給付事業》
毎年度、県内各高校から全国の大学へ進学する者2名に対
して年額18万円の奨学金を4年間にわたって給付する。
但し平成23年度からは基本財産・運用財産等の利金の急激
な低下のため給付学生の採用を休止している。
平成6年度~平成26年度までに奨学金給付対象者は41
名に達している。
◆平成13年には、財団法人80周年記念事業として、IT化時代
に対応した寮内ネットワークシステムを整備するとともに、
インターネット上に佐賀育英会のホームページを開設。
◆平成23年、公益財団法人として認可を受ける。